書 名 | あ ら す じ |
『月の影 影の海』 (上) | 「あなたは私の主(あるじ)、お迎えにまいりました」 学校にケイキと名のる男が突然、現われて、陽子を連れ去った。辿りついたところは、地図にない国。そして、ここで陽子を待ちうけていたのは、のどかな風景とは裏腹に、闇から躍りでる異形(いぎょう)の獣たちとの戦いだった。「なぜ、あたしをここへ連れてきたの?」陽子を異界へ喚(よ)んだのは誰なのか?帰るあてもない陽子の孤独な旅が、いま始まる! |
『月の影 影の海』(下) | “なぜ、陽子が異界(ここ)へ喚ばれたのか?なぜ、命を狙われるのか?”その真相が明かされたとき、陽子は、とてつもない決断を迫られる! |
『風の海 迷宮の岸』 (上) | 麒麟は王を選び、王にお仕えする神獣。金の果実として蓬山(ほうざん)の木に実り、親はいない。しかし、蝕(しょく)が起きたとき、金の実は流されてしまった!それから10年。探しあてた実は、蓬莱(ほうらい)で“人”として生まれ育っていた。 |
『風の海 迷宮の岸』 (下) | この方こそ私がお仕えする「ただひとり」の王と信じる驍宗(ぎょうそう)を前に、泰麒には未だ、天啓(てんけい)はないまま。ついに、幼い神獣が王を選ぶ 故郷(くに)を動かす決断の瞬間(とき)が来た。 |
『東の海神 西の滄海』 | 「国がほしいか?ならば、一国をお前にやる」これが、雁州国延王(えんしゅうこくえんおう)・尚隆(しょうりゅう)と、延麒(えんき)・六太(ろくた)とが交わした誓約(ちかい)だった。 |
『風の万里 黎明の空』(上) | 慶国に、玉座に就きながらも、苦悩する陽子がいた。芳国に、王と王后である父母を目前で殺されて、哭く祥瓊がいた。才国に、仙のもとで苦業を強いられ、蔑まれて涙する鈴がいた。負うにはあまりある苦難(かなしみ)の末に、安らぎと幸せを求めて、それぞれに旅立つ少女たち。 |
『風の万里 黎明の空』(下) | それぞれの苦難(かなしみ)を抱えた3人の少女たちの邂逅(であい)は、はたして希望(よろこび)の出発(はじまり)となるのか!? |
『図南の翼』 | 王を失くした恭国の治安は乱れ、災厄は続き、妖魔までが徘徊するほどに荒んでいた。日ごとに混迷の様相を呈していく国を憂う少女(むすめ)は、王を選ぶ麒麟に天意を諮(はか)るため、ついに蓬山をめざす!珠晶、12歳の決断「恭国(このくに)を統べるのは、あたししかいない!! |
『黄昏の岸 暁の天』(上) | 登極から半年、疾風(はやて)の勢いで戴国を整える泰王驍宗は、反乱鎮圧に赴き、未だ戻らず。そして、弑逆の知らせに衝撃を受けた台輔泰麒は、忽然と姿を消した!もはや、自らを救うことも叶わぬ国と民。 |
『黄昏の岸 暁の天』(下) | 王を失くした戴国を救うため、延麒六太をはじめとする麒麟たちが、いま堯天(ぎょうてん)に集う!泰麒が異界でひとり懊悩する頃、戴国には謀反によって偽王が立ち、日ごと荒れていた。 |
『華胥の幽夢』 | 珠玉の短編集登場!!
希(ねが)う幸福への、期待、葛藤、懊悩(おうのう)、失意、歓喜。ようこそ、夢に誘われし五つの門(いりぐち)へ!才州国の新王と麒麟を通して、一国の存亡を描いた『華胥』をはじめ、シリーズ人気キャラが登場する短編5編! |
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